指揮者

三ツ橋 敬子

三ツ橋 敬子©Walter Garosi1980年東京都生まれ。16歳より指揮を学び、これまでに小澤征爾、小林研一郎、ジャンルイジ・ジェルメッティ、エルヴィン・アッツェル、ハンス=マルティン・シュナイト、湯浅勇治、松尾葉子、高階正光の各氏に師事。2003年東京藝術大学音楽学部指揮科を卒業、2005年同大学大学院音楽研究科指揮専攻を修了。
2004年よりイタリア・シエナのキジアーナ音楽院より特別奨学金を得てオーケストラ指揮を学び、2006年最優秀学生に贈られる名誉ディプロマ(Diploma d'Onore)を授与された。
2005年より公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーションより奨学金を授与されウィーン国立音楽大学に留学、オーケストラ指揮とオペラ指揮を学んだ。
2006年トスカーナ管弦楽団とのツアーを指揮してヨーロッパデビュー。2007年ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団にてオペラデビュー。2008年第10回アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールにて優勝。併せて聴衆賞、ペドロッティ協会賞を受賞し、初の3冠に輝いた。
2009年より小澤征爾音楽塾及びサイトウ・キネン・フェスティバル松本にて小澤征爾氏のアシスタントを務め、2009年4月の中国公演、2010年12月のカーネギーホール公演にも参加。2011年9月小澤征爾音楽塾北京・上海公演では小澤征爾氏の代役でベートーヴェン作曲「合唱幻想曲」を指揮、ピーター・ゼルキン氏と共演した。
2010年第9回アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクールにて女性初の受賞者として準優勝。併せて聴衆賞も獲得。
これまでに日本では、札幌交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団、京都市交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、大阪交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、広島交響楽団、九州交響楽団に客演。スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団、ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団、ボルツァーノ・トレント・ハイドンオーケストラ、ヴェネト州パドヴァ管弦楽団、オーケストラ・マーニャ・グレーチャなどヨーロッパでの定期演奏会への客演も多く重ねている。
2009年Newsweek Japan誌にて「世界が尊敬する日本人100人」に選出。
2011年3月には、TBS系列MBSドキュメンタリー番組「情熱大陸」に取り上げられ、その人柄と音楽に対する真摯な姿勢が大きな注目を集めた。
2013年第12回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。
現在イタリア・ヴェネツィア在住。