アルト

西川 裕子

西川 裕子東京・上野生まれ。山脇学園中学校・高等学校卒業。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院音楽研究科(オペラ専攻)修了。1983年、学内にて安宅賞受賞。芸大「メサイア」にアルト・ソロとして出演。1984年、NHK新人洋楽オーディションに合格。第54回「読売新人演奏会、東京文化会館推薦音楽会に出演。1985年、第54回日本音楽コンクール声楽部門第3位入賞。1986年、芸大オペラ「フィガロの結婚」のケルビーノ役でオペラデビュー。第10回ニッカ・カルメンシータ新人賞第1位入賞。これまでに「コシ・ファン・トウッテ」のドラベッラ、「セヴィリアの理髪師」のロジーナ、「カルメン」のカルメン役等に出演。近年では2002年、二期会創立50周年記念公演「ニュルンベルクのマイスタージンガー」マグダレーネ役に抜擢され出演、また03年二期会「ばらの騎士」アンニーナ、同年日生劇場開場40周年記念公演「ルル」ゲシュヴィッツ伯爵令嬢、05年二期会エド・デ・ワールト指揮「さまよえるオランダ人」マリー、06年二期会「蝶々夫人」スズキ、09年東京室内歌劇場創立40周年記念「ル・グラン・マカーブル」メスカリーナ役などに出演。2011,2012年シアターX(カイ)オペラ公演「カヴァレリア・ルスティカーナ」にはサントッツァ役で出演。
1995年、カザルスホールにて初のリサイタルを開催。以後1997年には音楽の友ホールに於いて、2007年には東京文化会館小ホールに於いて10年ぶりのリサイタルを開催。2010年には王子ホールにて室内楽とのバッハ・ソロカンタータをメインプログラムとしたリサイタルを開催。この他モーツァルト「レクイエム」「大ミサハ短調」「戴冠ミサ」、ベートーヴェン「第九」「ミサ・ソレムニス」、マーラー「復活」、ヴェルディ「レクイエム」、バッハ「マタイ受難曲」「ロ短調ミサ」カンタータ等のソリストとしても活動。
平成14年度文化庁芸術家在外研修員としてドイツ・フランクフルトに留学。二期会会員。