指揮者

梅田 俊明

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東京に生まれる。5歳よりピアノを始め、井上直幸、新井精氏等に学ぶ。1984年桐朋学園大学音楽学部を卒業。86年同研究科を修了。指揮を小澤征爾、秋山和慶、尾高忠明、コントラバスを小野崎充、ピアノと室内楽を三善晃の各氏に師事する。83、84年には来日中のジャン・フルネ氏にも学んだ。86年よりウィーン国立音楽大学指揮科に留学、オトマール・スイトナー氏に師事し、研鑚を積んだ。帰国後、89年12月より92年4月まで日本センチュリー交響楽団指揮者を務めた。90年4月より仙台フィルハーモニー管弦楽団指揮者に就任。92年4月より96年3月まで神奈川フィルハーモニー管弦楽団の指揮者の任も果たした。2000年4月より仙台フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者に就任。
オーケストラの発展に情熱を注ぎ込み、2006年3月までその任を務めた。客演としては、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、東京交響楽団、新日本フィルハーモニーを始め、国内主要オーケストラと長年にわたり共演を重ねている。2001年第1回、及び2004年第2回仙台国際コンクール(いずれもヴァイオリン、ピアノの2部門で開催)では、全ての協奏曲を指揮し、出場者、聴衆、国内外の審査員から絶賛を博した。06年には大ブームとなったドラマ「のだめカンタービレ」に、演奏及び指揮指導で参加し注目を集めた他、レコーディングにも参加。国内だけではなく、96年1月には南西ドイツ・フィルハーモニーとスロヴァキア・フィルハーモニーの定期演奏会に出演、いずれも好評を博した。的確な棒さばきと音楽に対する誠実な姿勢でオーケストラからの信頼も厚い。また桐朋学園大学、東京藝術大学非常勤講師として後進の指導にもあたっている。