アルト

増田 弥生

増田 弥生宮崎県出身。地元ではソプラノ東由子氏に長く師事した。
東京藝術大学音楽学部声楽科を松田トシ賞を得て首席で卒業。学部在学中は、故・木村宏子氏に師事。その後、ウィーン国立音大との交流留学生、明治安田生命クオリティオブライフ文化財団の奨学生としてウィーン音楽大学リート・オラトリオ科に留学。2年のカリキュラムを経て帰国後、東京藝術大学大学院修士課程、新国立劇場オペラ研修所第4期を修了。
文化庁派遣芸術家在外研修員、ロームミュージックファンデーション音楽在外研究生として、2009年までウィーンにて研鑽を重ねた。第71回日本音楽コンクール声楽部門(歌曲)第1位、第10回友愛ドイツ歌曲コンクール第1位。
本格的なオペラデビューは、2004年新国立劇場『ファルスタッフ』ページ夫人役。その後、2008年には東京二期会『ワルキューレ』フリッカ役に抜擢され、二期会オペラデビュー。小澤征爾音楽塾『こうもり』オルロフスキー公爵役カバーキャスト、サイトウキネンフェスティヴァル『利口な女狐の物語』パーセク夫人、新日本フィルハーモニーオペラ『薔薇の騎士』アンニーナ、東京二期会『ナクソス島のアリアドネ』木の精ドゥリヤーデ、新国立劇場『沈黙』おまつ、他、様々なオペラに出演。ワーグナー『ワルキューレ』(ジークルーネ)『パルジファル』(花の乙女)では、新国立劇場やびわ湖・神奈川県民ホール、東京二期会公演にて出演を重ねている。また、2013年、NHKニューイヤーオペラコンサートにも、ワルキューレの騎行の場面にて、ジークルーネ役で出演した。
宗教曲のアルトソリスト、としても活躍の場を展開している。二期会会員。